冬至と日照時間
本日 『冬至(とうじ)』
「冬至ってなんやったっけ?」
と ふと通勤電車の中で思い、携帯で調べる・・・
【冬至】
簡単に言うと
「1年で夜の時間が長く、昼の時間が最も短い日」
詳しく言うと
・地球の北半球において、日の出から日の入りまでの日照時間が最も短い日(逆に南半球は夏至で、昼の時間が長い!)
・ちなみにどのくらいの時間差があるのかというと、
冬至の日照時間は、9時間45分程度
夏至の日照時間は、14時間30分程度 である
・※二十四節気(にじゅうしせっき)という太陽に基づいた日本の古い暦の一つで雑節(ざっせつ)とも言われ、1年を24等分にさだめたもの。その中の春分(秋分)は、昼と夜の長さが同じ日でもある。
・昔は太陰暦がポピュラーだったが、月の動きを基にした太陰暦は季節とずれやすいため、※太陰太陽暦の二十四節気は四季(春夏秋冬)を表すのにすごく便利な暦だったそうな!
太陰暦を基とし、太陽の動きも参考にして『閏月(うるうづき)』を入れ、月日を定める暦。には6世紀頃にから伝わり、19世紀に現在の太陽暦(新暦)となる。日本でいう太陰歴とは主にこの太陰太陽暦を指し、旧暦とも言われる。
・ちなみに、冬至は今日だけじゃなく、今回は12月22日~2022年1月4日まで。1月5日から「小寒(しょうかん)」に入るそうな
1.春~~~
立春(りっしゅん) | 1月節 | 2月4日頃 |
雨水(うすい) | 1月中 | 2月19日頃 |
啓蟄(けいちつ) | 2月節 | 3月5日頃 |
春分(しゅんぶん) | 2月中 | 3月21日頃 |
清明(せいめい) | 3月節 | 4月5日頃 |
穀雨(こくう) | 3月中 | 4月20日頃 |
立夏(りっか) | 4月節 | 5月5日頃 |
小満(しょうまん) | 4月中 | 5月21日頃 |
芒種(ぼうしゅ) | 5月節 | 6月6日頃 |
夏至(げし) | 5月中 | 6月21日頃 |
小暑(しょうしょ) | 6月節 | 7月7日頃 |
大暑(たいしょ) | 6月中 | 7月23日頃 |
「でもなんで、そんな(夜が長くなる)ことがおきるんやったっけ」
ひとことで言うと
「地球の回転軸が傾いているから」
詳しく言うと
・地球は1年かけて太陽の周りを約23.4度傾きながら回っている
・この傾きが太陽の方に向いている面(時期)は、暑く、昼の時間が長くなる
「あと、冬至に食べるもの、かぼちゃやったっけ? 他にゆず湯につかるとか、することあったよな~・・・」
【冬至に食べるもの】
冬至は日の光が最も弱まる時期であり、生命力の再生と回復を祈る風習があり、冬場に不足がちな野菜を接種するための合理的な習慣でもある。
・かぼちゃ
・小豆粥
・こんにゃく
・餅
・茄子
・地方によっては「みかん」や「れんこん」等、「ん」のつく食べ物を食べるとよいとされている(へぇ~)
【冬至の風習】
・ゆず湯
この習慣は江戸時代からあったそうな。「冬至」を「湯治」、「ゆず」を「(体の)融通(が利く)」にかけて、その当時の銭湯屋さんが始めたとされている(所説あり)
挿絵(画像):「いらすとや」さん作(ありがとうございます)
「専門学校の教職員時代に使った参考図書」
「なるほど!あと、日照時間が短くなった割には、最近、夕方に車を運転してて、太陽の光が眩しく肝心るんやけど・・・。それって年のせい」
科学警察研究所によると(そんなとこあるんや!)
【交通事故率が高い太陽の角度は10~30度】
・地面で受ける太陽エネルギーは季節に関係なく、太陽の高さに依存しているそうな
・この角度は運転中に太陽光が直接入りやすい角度で、交通事故率が高いそうな
・逆に0~10度、もしくは30度以上になると、建物等で太陽光が遮られ、交通事故率も一気にさがるそうな
【冬の西日の眩しい時間は夏場の1.5倍】
・夏至に近い6月1日頃の交通事故率の高い時間は約100分で、時間帯は16時~18時の間らしい
・冬至に近い12月1日頃の交通事故率の高い時間は約150分で、時間帯は13時~16時の間らしい
つまり、
日照時間が長い夏と比較すると
太陽の角度10~30度の時間は冬の方が1.5倍長く
時間帯も夕方でなく
昼過ぎから眩しくなり
交通事故が起こりやすいそうな
「 敵(事故事例)を知り己を知れば百戦危うからず!」
へぇ~。眩しく感じるの、年のせいちゃうねんな・・・(ホッ)
科学警察研究所さん、どうもありがとう!m(__)m
冬至(冬場)でもしっかり、サングラスかけて運転します
「最近感じたこと。サングラスやPC用メガネは、ブランド(一生)ものを買うのでなく、安価で機能性があって、おしゃれなものを買うこと(笑)」
参考PDF:科学警察研究所 「太陽の眩しさが交通事故に与えた影響の分析」 より
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejipm/67/5/67_67_I_1055/_pdf
カバー画像:「nicosolu」さん作 (ありがとうございます)